金峰山(きんぶさん)-山梨県・長野県【日本百名山】

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金峰山の概要

金峰山

山梨県と長野県にまたがる金峰山(きんぶさん)は東西にゆったりとのびた尾根が壮大で魅力の山です。山頂の西側には巨石が積み重なった五丈石があり奥秩父の山並みの中でもひときわ目を引く存在です。登山愛好者のバイブル「日本百名山」の著者である深田久弥氏は五丈石の事を「奥秩父の王者」とも紹介しており、王者の名にふさわしい堂々としたたたずまいが登山者の間でも人気の高い金峰山のシンボルです。

金峰山への登山道は四方からありますが大弛峠(おおだるみとうげ)からのコースが最短コースになります。大弛峠の標高は2,360mで車両が通行できる峠では日本最高になります。この大弛峠をスタート地点とすることで標高2,360mからのスタートとなりますので普通の登山と思って登り始めると思わぬ息切れになってしまうこともありますので初心者向けの歩きやすい山ではありますが油断は禁物です。特に初心者の方は初めは意識してゆっくり歩きましょう!岩稜帯の山頂にそびえる五丈石は必見です!

高低差が比較的すくないけれども標高が高いところに気軽に登れるということもあり、登山シーズン中の週末には日が昇るころには登山道近くの大弛峠駐車場はすでにクルマでいっぱいなんてこともよくあります。駐車場周辺に路上駐車のクルマが並ぶのはいつものことですが、やむを得ず路上駐車をする場合には貴重品をクルマの外から見えるところに置かないなど車上荒らしに注意することはもちろんですが、他のクルマの通行を妨げることが無いように車両をしっかりと端に寄せましょう。 

1月:冬山2月:冬山3月:冬山
4月:残雪5月:新緑6月:新緑
7月:夏山8月:夏山9月:
10月:紅葉11月:12月:冬山


金峰山へのアクセス情報

クルマでのアクセス
・中央自動車道 勝沼IC→国道20号 他(44km) → 大弛峠
大弛峠駐車場
大弛峠の登山道前後、川上牧丘林道沿い約40台分の無料駐車場があり、トイレも併設されています。

中央自動車道の勝沼ICから国道20号を大月方面へ進みます。そこから国道140号方面を目指し、目印となる恵林寺を過ぎたら国道140号を雁坂トンネル方面に進みます。ここから県道219号~川上牧丘林道はほぼ一本道なので道なりに進んでいくと大弛峠に到着します。林道の柳平~大弛峠間は11月下旬~6月上旬までは閉鎖されるので注意が必要です。

公共交通機関でのアクセス
・塩山駅 → 栄和交通バス 乗合タクシー(1,800円) → 大弛峠

塩山駅からの乗合バスは6月から11月の勤労感謝の日までの運行で事前予約が必要になります(約1時間30分)。また、日帰り登山を計画される方は9時40分発の塩山駅発便に乗って登山をすると大弛峠からの最終バスには乗ることが時間的に困難なため7時30分か8時30分発のバスに乗るようにしましょう。



金峰山のオススメ登山コース

金峰山登山データ
オススメシーズン:6月上旬~10月下旬
登山難易度:初級
日程:日帰り
歩行時間:4時間30分
総距離8km
スタート地点標高2,365m
最高地点標高:金峰山 2,599m
最大標高差:234m
モデルコース:大弛峠 → 朝日峠 →朝日岳 → 鉄山 → 金峰山 → 鉄山 → 朝日岳 → 朝日峠 → 大弛山

スタート地点の大弛峠(2,365m)から最高到達点の金峰山(2,599m)までの標高差は234mと少なく道中には危険な鎖場などもなく登山初心者にも安心して楽しめるコースになっています。登山口に入ると針葉樹林に覆われた尾根道に入りアップダウンを繰り返します。アップダウンはそれほど厳しいものではありませんが標高が高いこともあり息切れしやすいので最初はゆっくり歩いて体を慣らしていきましょう。

朝日峠や展望がいい露岩帯を過ぎてしばらく歩くと朝日岳に到着します。朝日岳山頂は木々に囲まれていて眺めはあまりよくないのですが、山頂からしばらく歩くと開けてそこからは金峰山を眺めることができます。

朝日岳からは急な斜面のガレ場を下ることになりますので初心者の方は転倒に気を付けて慎重に歩いてください。鉄山を通過して稜線上に出るとようやく森林限界を超えて見晴らしがよくなりしばらくは尾根道が続きます。そしえ山場になる大きな岩を超えると金峰山の山頂に到着します。

金峰山の山頂からは富士山や南アルプス、八ヶ岳が見える絶景ポイントに到着します。山頂から少しくだると金峰山のシンボル五丈石があり、開けた場所も多いため登山者の休憩スポットになっています。



金峰山の休憩スポット

山小屋

大弛小屋
大弛峠の登山道入り口に隣接する山小屋です。下山後に山小屋の定番メニューの山小屋カレーや甘めの味噌が疲れた体に嬉しい味噌田楽、そして国師岳の伏流水を使用した大弛コーヒーが人気です。山小屋で宿泊ができるほかテントサイトもあります。
宿泊は1泊2食付きで7,500円(お弁当付きは+800円)。素泊まりは4,500円。収容人数は30名で宿泊には予約が必要です。テントサイトは1名800円で約24張分のスペースがあります。
営業期間は4月末~11月末

金峰山小屋
金峰山山頂から北に10分ほど下った場所にある山小屋です。山小屋とは思えないほど食事がおいしいと評判で時には食事の時にワインも味わえるとか。トイレも綺麗と登山初心者が初めて山小屋で宿泊するのにもオススメです。年末年始にも営業をしているのでご来光登山の拠点としても人気です。
宿泊は1泊2食付きで8,500円。素泊まりは5,500円。収容人数は55名で宿泊には予約が必要です。
営業期間は4月末~11月中旬、年末年始(年末年始は宿泊料金が+500円)

金峰山下山後のオススメスポット

温泉

はやぶさ温泉
泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)で100%源泉かけ流しで湯は地下1,000mから自噴していて42度の適温を保っています。施設内では食事ができるほか55畳の大広間で休憩ができますし、個室でゆっくりとくつろぎ登山の疲れを癒すこともできます。
料金:2時間600円。アクセス:JR塩山駅からクルマで10分。営業時間:10:00~21:00(入浴は20:00まで)



参考
岡 陽子(2017)『日本百名山クルマで行くベストプラン』 JTBパブリッシング.
オセアニア・メディア・クリエーションズ(2018)『日本百名山トレッキングコースガイド』 昭文社.

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